SSブログ

私の合気道の歴史を語る物たち

obi4.JPG大掃除をしていたら、昔の帯が出てきました。今使っているもの、先日いただいたものを合わせると、6本にもなりました。
 一番古いものは、合気道を始めた道場で黒帯になったときに、水道橋商会で自分で購入したもの。これが一番年季が入っています。帯の縁が袴の紐に擦られて白くなっていて、袴をつけた回数を連想させます。
 次は大学生時代に部の先輩からいただいた2本の帯です。1本目は男子部員と同じサイズだったので私には長すぎて、いつも2重に帯を巻いていました。それを知った先輩が特別にもう1本くださったのです。大学時代の稽古は本当に厳しく、道着と一緒に黒帯を洗濯することも多かったため、白っぽくなっています。人をまとめるということと、女性が合気道をすることを模索し始めたのはこの頃でした。

 自分の指導の場ができてからは、初めての初段が出たときに自分へのご褒美として黒帯を買っています。武蔵はもうすぐ20年だけあって、帯もかなり柔らかく縁も白くなっています。明薬で初めての初段が出てからは5年以上経つでしょうか。もうすっかり体に馴染むようになりました。学生たちには、卒業までに黒帯になってほしいという想いと、それなりのレベルで初段になってほしいという気持ちがあります。武蔵と明薬の黒帯には、そんな私の葛藤の歴史が入っています。

 よく考えてみると、帯だけがずっと私の手元にありました。たくさん持っているのは道着、袴ですが、これらは摩耗が早いので処分する前に学生に練習用にあげてしまって、手元にはありません。これらの黒帯たちが私の合気道の歴史なのです。先日新しい道場の名前で、黒帯をいただきましたが、この道場で黒帯が出たら締めようと思っています。この帯にはどんな私の新しい合気道の歴史が刻まれていくのか楽しみです。

obi1.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。