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合気道三心会ニューズレター創刊

合気道三心会のニュースレターを創刊しました。昇段論文、道場生の寄稿、夏合宿でのアクティブラーニングの成果と内容は盛りだくさんです。
ここでは、道場長の巻頭言のみご紹介させていただきます。
本文も読んでみたい方は、ご連絡ください。


dojoopen.JPG新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 昨年5月に品川に道場を開設してから8ヶ月が経ちました。道場建設にあたり、本道場の前身である練馬及び港区スポーツセンター稽古会からお付き合いくださっている道場生および学生の皆さんにはご尽力いただきました。5月の道場公開には初日から本当に多くの方々が駆けつけてくださり、5月なのに稽古開始後30分で空調を入れるまで盛り上がりました。7月の道場開きには私がお世話になっている多くの先生方に遠方からもお越し頂き、熱い稽古会および祝賀会となりました。12月の東京都連演武大会には当道場から20名以上の参加者があり、それに向けて少年部や中学生は一生懸命稽古をしました。この他にも毎月のように海外からの訪問もあり、あっという間の2019年でした。
 私にとっては、心身共に自分と向き合う1年でした。自分と向き合うことができるのは、一緒に稽古してくれる人がいて、道場に来てくれる人がいるからです。合気道は優劣を争うものではないからこそ、年齢、性別、国籍の異なる人達と稽古をすることができます。いろいろな人達との稽古や指導を通して自分の“姿勢”を確認し、道場での自分のあり方を模索してきました。
 稽古をする「箱」としての道場はできあがりました。ここからは「稽古場」作りです。場といってもそれは武道のための空間なので、そこでの作法、集う者同士の礼儀があり、技を磨くための稽古を行う場でなければなりません。私の朝は道場の掃除から始まります。稽古の開始時には自ら木版を叩きます。これは私が自分の気持ちを切り替えるためのルーティーンともなっています。道場は、日常との気持ちを切り替えられる場であってほしいと願います。皆様、今年も道場でよい稽古をしましょう。

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品川道場オープン!

dojo.jpgいよいよ道場がオープンします。
この2ヶ月で、私の生活は大きく変わりました。1月にパリに行ったときには、まだ何も決まっていなかったのに、今回のパリでは「来月から道場がオープンするよ」という私の言葉に皆んなびっくり。
かくいう私も驚いているのです。

道場となった場所とは、本当に奇跡の出会いでした。合気道京都の道場も「あっ、これだ」という出会いがあったと聞きましたが、まさに私も同じで、中を見る前から「場所」に惹かれました。品川にもこんなに歴史を感じるエリアがあったのか、と。魅力的な物件には多くの人が飛びつくわけで、あっという間の契約となりました。

いい場所が出るには1年ぐらいかかると思っていたので、スケジュールの再確認。2月後半から始まるいつもより長いヨーロッパ遠征、4月のパリ遠征...。内装工事と畳搬入の時期が決まり、5月の道場オープンが決まりました。

ヨーロッパ遠征を終えると、研究の整理。残していく学生達との研究の引き継ぎと今後の方針を話し合いながら、本の山を片付けました。気分は終活。その間も道場工事の打ち合わせ。結局水回りなどの大きな工事以外は、どこに頼んだらよいのかわからず、手探りで自分で始めることになりました。ノコギリすら握ったことのなかった私が、4月にはもう電動ノコギリ、電動ドリルを使いこなす。スーパーに行くようにホームセンターに通い、道場に通勤して大工仕事。一人で作業をする覚悟をしていたのですが、道場生と学生たちがどんどん手伝いに来てくれて、みんなで作った道場ができあがりました。

5/2、3には説明会と稽古会をしました。道場生と学生たちで15人ぐらいで稽古できればいいと思っていたら、フェイスブックを見たり、噂を聞きつけた方々がたくさん来てくださりました。初日は合気道歴も長い、濃いメンバーが30名ほど。30分しか経っていないのにみんな汗だくで、急遽エアコンを稼動するほど。そしてモクモクと3時間稽古の後、近くの銭湯に流れていきました。2日目は学生中心の若いメンバー。最後には大人の方々に学生たちをしっかり投げ込んでいただきました。

この2日間全く違う稽古の流れではありましたが、黙々と稽古する、先輩に投げ込んでもらう、という私の理想とする稽古会となりました。これからもしっかり身体を使い、自分の可能性を広げる稽古場でありたいと思います。皆様のお越しをお待ちしております。

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https://aikidosanshin.wixsite.com/sanshinkai

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私の合気道の歴史を語る物たち

obi4.JPG大掃除をしていたら、昔の帯が出てきました。今使っているもの、先日いただいたものを合わせると、6本にもなりました。
 一番古いものは、合気道を始めた道場で黒帯になったときに、水道橋商会で自分で購入したもの。これが一番年季が入っています。帯の縁が袴の紐に擦られて白くなっていて、袴をつけた回数を連想させます。
 次は大学生時代に部の先輩からいただいた2本の帯です。1本目は男子部員と同じサイズだったので私には長すぎて、いつも2重に帯を巻いていました。それを知った先輩が特別にもう1本くださったのです。大学時代の稽古は本当に厳しく、道着と一緒に黒帯を洗濯することも多かったため、白っぽくなっています。人をまとめるということと、女性が合気道をすることを模索し始めたのはこの頃でした。

 自分の指導の場ができてからは、初めての初段が出たときに自分へのご褒美として黒帯を買っています。武蔵はもうすぐ20年だけあって、帯もかなり柔らかく縁も白くなっています。明薬で初めての初段が出てからは5年以上経つでしょうか。もうすっかり体に馴染むようになりました。学生たちには、卒業までに黒帯になってほしいという想いと、それなりのレベルで初段になってほしいという気持ちがあります。武蔵と明薬の黒帯には、そんな私の葛藤の歴史が入っています。

 よく考えてみると、帯だけがずっと私の手元にありました。たくさん持っているのは道着、袴ですが、これらは摩耗が早いので処分する前に学生に練習用にあげてしまって、手元にはありません。これらの黒帯たちが私の合気道の歴史なのです。先日新しい道場の名前で、黒帯をいただきましたが、この道場で黒帯が出たら締めようと思っています。この帯にはどんな私の新しい合気道の歴史が刻まれていくのか楽しみです。

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初めての道場合宿

camp2018_2.JPG 山中湖で初めての道場合宿をしました。新しい道場体制になって1年経ち、「道場合宿がしたいです」と言われたときは、学生の合宿と一緒でいいんじゃないかと思っていました。
 社会人合宿で思い出すのは、稽古の印象はあまりなく、懇親会ばかり。そもそもそういうのがあまり得意でない私にとって、飲み会の合宿にはしたくない、でも学生合宿のような稽古もできない、と悩むところから始まりました。
 初回にもかかわらず16名もの参加があり、駆けつけてくれたのは就職し、稽古から遠ざかっている明薬OG達でした。現役時代は細く長く稽古して来た彼女達ではありますが、ケガや疲労で翌日の業務に支障が出たら困る...と悩みのタネは増すばかり。

 そして、初日は大渋滞で2時間近く遅れて稽古が始まりました。礼をして、みなさんの方をみると「早く稽古しましょう!!」という表情で私の方を見ています。このときは、本当に幸せな気持ちになりました。今回の試みの1つは武器稽古です。私の武器稽古に対する考え方を説明し、まさに木刀を握る、振るところからスタートです。最近少しづつ始めた武器稽古ですが、私にとってはとてもよい勉強の場となっています。まだ指導というより、自分の稽古です。

 夜の懇親会は、道場の設立経緯や理念、自己紹介などからも大盛り上がり。さらに幹事とも私の会と会員に対する考え方、運営についてもいろいろ話し合うことができました。私も幹事達も道場運営に関しては全くの初心者で、どうしたらよいのか悩むことばかりです。先輩方にも相談しつつ、まずは稽古第一でいきましょう、ということだけは決定です。

 今回の道場は2階にあり、正面に富士山が見えました。私が前に立つと、背後には雲と夕陽に輝く富士山が見え、とても美しかったそうです(私を見てくれていたのだろうか??)。さらに懇親会が遅かったので、朝稽古も急遽やめて山中湖半まで散歩。朝日を浴び霊峰富士を眺め、近くの神社でお参りをして...学生合宿では考えられないほどの満喫ぶり。社会人はこれでいいのかな。

 帰りのバスも2時間半以上遅れての到着となりましたが、渋滞のおかげで予想外のPAに停車したので、ブドウも買えてラッキー!新体制から1年しか経っていないのに、すごいスピードで前に進んでる気がします。でも今がそういう時期なのだから、自分の気持ちを大切に前に進んでいこうと思います。道場生のみなさま、今後ともよろしくお願いいたします。

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練馬稽古会1周年

IMG_4871.jpg練馬に新しい稽古会を立ちあkげてから1年が経ちました。一般の人の稽古場スタートはスポーツセンター合気道教室以来、15年ぶりでしょうか。
卒業していなくなる生徒や学生ではなく、10年以上一緒に同じ道を歩む人を育てたい、という気持ちはかねてからありましたが、周りの人たちがその背中を押してくれました。

これまでも指導の経験はありますが、週1回であっても、毎週同じ時間に道場に向かうというのは大変です。部活やスポーツセンターのように、代わりに前に立つ人がいません。だから、私が行かなきゃならない。さらに、部活は1年でメンバーが変わることや初段までということで基本的な指導ですが、こちらは私の稽古ができる、つまり自分がやりたい稽古の稽古相手を育てることができるのです。いつも行く先生のところのように、いい稽古をする稽古人を育てたい。

メンバーはすでにいろいろなところで黒帯をとった人達なので、みんなそれなりにできあがっています。果たしてこの人たちに私のイメージが伝わるのだろうか、と不安もありましたが、この1年で考え方や方向性が共有できるようになりました。
先月からは、武蔵OBも加入です。練馬の地を選んだとき、彼がいつか稽古に戻ってきてくれればという思いもあったので、それが早々に叶ったのは本当に嬉しいことです。長年私だけの稽古を受けてきたから、しばらく離れていてもやっぱり私の合気道をします。また明薬OGも参加しています。武蔵と明薬の初代が揃ったときは、どれほど感慨深かったことか。
リラックマはだらだらして15年、私はあっという間の15年。本格始動の2年目も、まずは稽古を充実させることを目標にがんばります。

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